喫煙具専門店ラ・ピエール

柘製作所の海外輸出用として2003年に生まれた。このシリーズを作るにあたりコンセプトは「和風テイスト」に決められた。ボウルのデザインは軽量化目的で極限まで絞込み、シャンクに根竹を使うことにした。また、全てのシェイプはセッター仕様にするため、厳密に重量計算をしてデザインを決定した。ブライヤーも根竹も経年変化していくが、特に根竹はたばこの煙や手油で琥珀色に変わる。また、このパイプの特徴の一つにシャンクエンドの設計にある。吸い口はアーミーで根竹に差し込まれているので、シャンクエンドには補強リングが埋め込まれている。このシステムは世界で柘製作所独自の構造。

551・サンドブラスト
ペアー型のツートンフィニッシュのサンドブラスト加工。２色の織り成す変化は、奥行きのある表情を見せてくれる。軽快なデザイン、そしてアーミースタイルは、ボウルから吸い口を外して持ち運べる。屋外でのスモーキングに適している。

551・スムース　
ボウルは、フットに向かってＳ字曲線を持つペアー型。しかし、このシェイプの元となるモチーフは弥生時代の土器の壷。紀州産の根竹の自然な風合いとが、このパイプの日本的なテイストを醸し出している。

552･サンドブラスト
イスラエルのパイプクラブの初代のメンバーズパイプとなったパイプ。このシリーズのフラッグシップ的存在。軽量で扱いやすく、喫煙中の灰がこぼれない。咥えていても重さを感じさせない。欧米ではこのようなパイプをフェザーウエスト(羽の軽さ)と呼んでいる。

552・スムース
ボウルの中央部が極僅かに細くなっているハーフベントのポーカー型。この繊細な形の表現は見た目のシャープさを追求する柘製作所のテクニックのひとつだ。

553・サンドブラスト
このパイプは、自然の樹木の枝を連想させる。実に骨っぽいデザインである。しかし、シャンクから吸い口への流れは、真っ直ぐでメリハリが利いている。ツイードのジャケットを着込み、咥えパイプで愛犬を引き連れて散歩！見てみたい光景だ。

553・スムース
ボウルはダブリンのセッター。ストレートシャンクを浮かせて立たせるために、ボウル全体を緩やかなカープにし、フットのカットアングルを、かなり前傾させた。フットの平面出しは、シビアに計算し、バランスを取っている。絶妙な重量パランスを持った逸品パイプ。

※バンブーの節は1か所に変更になりました。